久しぶりの投稿です。
今回は最近読んだ本をひたすら紹介していくコーナーです。
僕は数理系分野を研究していることもあって、可処分時間は研究で触れることのない人文科学(主に哲学、世界史、日本史)や社会科学(地政学や経済学)の本を好んで読んでいます。美術史や自伝、小説も読みます。
大体一日2~3時間くらいは読書しているので、平均して5~7日に一冊くらいのぺースで本を読んでいます。
そんな僕がお勧めする本をゆる~く紹介していきたいと思います。
おすすめシリーズ
哲学
「スピノザ『エチカ』 100分で名著」
父におすすめされて読みました。分量はそれほどなく、気軽に読めると思います。
17世紀の哲学者というと他にもライプニッツやデカルトなどがいますが、この時代の哲学者は同時に数学者や物理学者でもあったわけです。様々な分野で功績を残す彼らがどのように物事を考えていたのか個人的に強い興味があって読んでみました。
デカルトの"Cogito, ergo sum."(「我思う、ゆえに我あり。」)は有名ですが、スピノザはあまりよく知られていない印象です。彼の哲学思想のベースにある「神即自然」というアイデアをわかりやすく紹介していておすすめです。
自伝
「不格好経営」
成功を収めた経営者の自伝を読んでみたいと思い手に取りました。
読めばわかりますが南場さんはユーモアあふれてエネルギッシュな方です。大変感動しました。DeNAがビッグになるまでの波乱万丈なストーリーが面白おかしく、それでいて感動的に語られています。
「豊田章夫」
いわずと知れた日本最大のモビリティカンパニーTOYOTA社の社長、豊田章夫さんの自伝(第三者が書いてるから自伝ではないか)。賛否両論が常に沸き起こる「章夫流」の数々の「演出」が独り歩きしがちですが、人をひきつけるユーモア、いかなる局面でも物怖じしない肝っ玉、車を愛し日本経済をけん引するリーダーシップ、そして時代の転換点をいち早く敏感に感じ取り実行に移す経営者として巧みな経営手腕など盛りだくさんの内容です。
地政学
「銃・病源菌・鉄」
実はまだ下巻のちょうど半分くらいまでしか読んでいませんがご紹介。
地政学ともいえるし人類史の本ともいえます。
今日の世界がどう形作られたのかを氷河時代(~約1万年前程度)が終わった時期から考察しています。なぜ人類初となる文明社会がティグリス・ユーフラテス川を中心とした「三日月肥沃地帯」といわれるエリアで興ったのか。なぜ、欧州を中心とした旧世界が新世界といわれる地域を支配するようになり、逆ではなかったのか。それらの問いに非常に興味深い考察を重ねていきます。
小説
「異邦人」
ものすごく感覚的なことを言うと、全体的に色味がなく脳内で白黒に映っているイメージです。しかし、それが主人公のこの世への無気力感や虚無感として表現されています。最後、3ページほどの描写は圧巻でした。
美術史
「鑑賞のための西洋美術史入門]、「知識ゼロからの西洋絵画入門」、「巨匠に教わる絵画の見かた」
母親が持っていたのをパクりました。どれも絵がいっぱいあってちょーーーー読みやすい。絵ってそれ一枚でとてつもないインスピレーションを人に与えますね。
恥ずかしながら今までは美術って個人が思い思いに好きなように書いてると思ってたのですが、意外とその時代の社会情勢を色濃く反映しているんですね。
現在進行形&これから読んでみたいシリーズ
ここからは現在進行中で読んでいる本もしくはこれから読む予定の本をちょっとだけ紹介。

- 作者:ヴィクトール・E・フランクル
- 発売日: 2014/11/07
- メディア: Kindle版
いかがでしたでしょうか。まだまだ読んでみたいジャンルの本がたくさんあるので空いた時間をいかして読書を楽しんでいきたいと思います。
それでは、次回もお楽しみに~。
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本日のおまけ
旅行がしたくなる。BUMPの歌も良い。