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アウトプットの場

BookReview 〜「知識を操る超読書術」(DaiGo著)〜

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今回紹介する本はDaiGoさんの「知識を操る超読書術(かんき出版)」です。

 

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

 

 読書をする際、どうすればその内容を最大限に自分のものにできるかということを科学的根拠をふんだんに交えながら解説する本です。

ご自身がメンタリストなだけあって人間の心理をうまく利用して知識獲得の最大化を図る点が面白いです。

それでは簡単に紹介していきたいと思います。

読書にまつわる三つの嘘

巷で言われている読書にまつわる三つの考えに否定的な見解を示しています。その三つとは速読、多読、選書です。

速読に関しては闇雲に早く読もうと意識すればするほど理解度が低下するという研究結果が出ているほど。そうではなく早く読破したいのなら接続詞(【しかし、つまり】など)に着目して文章の構造をいち早く掴み、大事そうなところだけをスキミングすることが早く読むコツ。また、あらかじめ本から得たいものを明確にしたうえで読む章を決めてしまう(選んでしまう)のも良いと書いてあります。

多読に関しても一緒です。本を多く読むことそれ自体には何の意味もありません。大事なことは一冊の本からどれだけ多くのことを得られるかです。では、一冊の本から多くのことを得るためにはどうすれば良いか。それは「フロー状態(集中状態)」です。人間がフロー状態になるのは

①切羽詰まっている状態(危機に直面している状態)

②それを身につけることによって大きな得が得られる状態です。

例えばフランスに旅行に行くと決まったら、否が応でもフランス語の定着度が上がる、などがその例です。

選書というのは、いい本かどうかを事前に見極めることですがそんなことはほぼ不可能です。大事なことはその本を通して何を学びたいかを事前に明確にすることです。そうすれば、ダメな本に当たった時自分ならどう書き直すかなどを考えることで一種のアウトプットができます。そのアウトプット作業が過去の読書の履歴を引っ張り出す作業につながりトレーニングになるわけです。

読書の『質』を高める

メンタルマップ

読書をする際、なぜ自分がその本を手に取ったかを忘れてはいけません。その本から何を得たいのか、読んだあとどういう状態になりたいのかなどをメモに残しておくことが有効みたいです。カラーバス効果と言って、人間は一つのことを意識すると無意識のうちにそれに関連する内容を集め認識するようになる習性があるそうです。

【カラーバス効果の例】

パートナーの妊娠→急に子供づれを電車内で多く見かけるようになった(注:実際には子供づれが多くなったわけではない、意識が向くようになっただけ。)

・好奇心を刺激する

トリビアクイズを行って好奇心をくすぐられたあと読書をするとその内容の定着がよいことが実験によって証明されています。これはトリビアクイズによってモチベーションと記憶を司るエリアが活性化するからです。本を読む前に何か自分の好奇心をくすぐるものに触れると良いみたいです。

 

以上、「知識を操る超読書術」のほんの一部を紹介しました。

他にも、

・理解力アップのための「予測読み」、「『要する』に読み」

・アウトプット方法としての「SPICE理論」、「テクニカルタームの使いかた」、「ハロー効果」

・読書のコツ:「ワーキングメモリ」、「インターリーピング睡眠」、「運動(歩くこと)の重要性」、「分散学習」、「想起」

などなど科学的エビデンスをふんだんに織り込んだ一冊になっています。

知識を操る超読書術

知識を操る超読書術

 

次回のBookReviewは精神科医樺沢紫苑さんの 「学びを結果に変えるアウトプット大全」です。お楽しみに。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 

本日のおまけ

めっちゃおしゃれな曲だなあ